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インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって起こる呼吸器感染症です。
A型、B型などがあり、主に飛沫感染と接触感染 によって広がります。
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🩺 “ただの風邪” とどう違う?インフルエンザの症状
• 突然の38℃以上の発熱
• 全身倦怠感・関節痛・筋肉痛・頭痛
• 食欲低下、悪寒、強い体のだるさ
• 咳、のどの痛み、鼻水
特に高齢の方や持病のある方では、肺炎や急性脳症を合併するリスクがあり、
“早期の対応” がとても重要です。
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🔬 発症からの時間経過と抗原検査(迅速診断キット)の感度の目安
インフルエンザの抗原検査は、検体中のウイルス量が十分でなければ陽性になりにくく、
発症直後では偽陰性(本来陽性であるのに、陰性が出ること)が多くなります。
| 発症からの時間 | 抗原検査の感度の目安 | |
| 0~6時間 | 30〜50% 程度 | ウイルス量がまだ少なく偽陰性が多い |
| ~12時間 | 約 60% 前後 | |
| 12~48時間 | 70〜90% | ウイルス量が増え検出しやすくなる |
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🧠 臨床現場での判断
• 「陰性だから安心」ではなく、症状・経過・接触歴を総合的に評価
• 特に 高齢者、持病のある方、小児は重症化しやすいため早めの受診を
• 抗ウイルス薬は 発症48時間以内 に服用を開始する必要があり
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🛡️ インフルエンザの予防
• ワクチン接種(重症化予防に有効)
• 手洗い・手指消毒
• マスク・咳エチケット
• 室内の換気と湿度管理
• 十分な睡眠と栄養

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✏️ まとめ
• インフルエンザ抗原検査は発症直後は感度が低い
• 12時間経過後が最も検出しやすい
• 検査結果だけに頼らず、症状による臨床判断が重要
• 早めの受診と予防が鍵
※発熱等症状で来院される際は、必ず事前の電話連絡をお願いいたします!
現在インフルエンザワクチン接種を受け付けております。当日予約が可能な場合がありますので、お問い合わせください。
