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神経ブロック注射は、神経の近くに麻酔薬を注射することで痛みを緩和する治療です。
痛みが緩和されることで、動きやすくなったり眠れるようになったりと、活動を再開するきっかけを作ることができます。
◻︎トリガーポイント注射との違い
・トリガーポイント注射は、筋肉のしこりやこわばりに直接打ちます。
・神経ブロックは、神経やその通り道に薬を届けます。
→ 主に筋肉由来の痛みにはトリガーポイント、神経由来の痛みにはブロック、と役割が違います。
エビデンス
神経ブロックは短期的な痛み軽減や活動性の改善に効果があるとされています。ただし長期的なADL改善については結論が分かれているため、回数を絞り、運動療法や生活指導と組み合わせることが推奨されています。
◻︎当院での大まかな治療方針(症例による)
・初めの2〜3か月は週1回を目安に施行し、その後に効果を見極めます。
・数回続けて徐々に効いてくるケースも多いため、短期だけで判断しません。
・ブロックで動けるようになった時間を活かし、リハビリや生活改善を行います。
◉まとめ
神経ブロック注射は、状態によりますが、“動けるきっかけ”をつくる可能性のある治療です。にしクリニックでは、神経性の痛みか筋肉性の痛みかを丁寧に見極め、患者さんに合った治療を提案しています。
にしクリニック