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首や肩のつらさを軽くするために 〜 姿勢と神経の深い関係 〜


「なんとなく首が重だるい」「肩こりがひどくて、夕方にはぐったり…」
毎日がんばっていると、ついつい自分の身体のことは後回しになってしまいますよね。

でも、実はその首や肩のつらさ、単なる“疲れ”だけが原因ではないかもしれません。
スマートフォンやパソコンを長く使うことで姿勢が崩れ、首の骨(頚椎)や神経に負担がかかっていることが、痛みの背景にある場合もあるのです。

今回は、
「どうして姿勢が悪いと痛くなるの?」
「神経と筋肉って、どう関係しているの?」
といった疑問にお答えしていきます。

毎日の暮らしの中で、ちょっとした工夫を取り入れるだけで、首や肩の痛みはずいぶん軽くなることがあります。
ご自身やご家族の健康を守るヒントとして、ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

 

◎姿勢が悪いと、なぜ首や肩が痛くなるの?

スマートフォンやパソコンを使っているとき、知らず知らずのうちに頭が前に出たり、背中が丸くなっていたりしませんか?
このような姿勢は、首の筋肉に余計な負担をかけるだけでなく、首の骨(頚椎)や神経にまで影響を及ぼすことがあります。

たとえば、長時間悪い姿勢を続けていると…
• 首の骨(頚椎)同士の間が狭くなり、神経の通り道が圧迫される。
• 神経が刺激され、肩や腕に痛み・しびれが出る。
• 神経が刺激されることで、筋肉が常に緊張(収縮)し、コリや痛みが強くなる。
• この緊張がまた姿勢の悪化を招き、さらに神経の圧迫が強くなる…。

というように、悪循環が生まれてしまうのです。

これは単なる「筋肉の疲労」とは異なり、神経からくる筋肉の緊張=神経性の痛みとして、医学的にも確認されているものです。
とくに、頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアなどでは、こうした神経の圧迫による筋緊張がよく見られます。

◎今日からできる、やさしい予防

痛みを防ぐためには、まず日常生活の中でできる小さな工夫からはじめてみましょう!

1. スマホ・パソコンの使い方を見直す
• 画面はできるだけ目の高さに
• 背筋を伸ばし、頭が前に出ないよう意識する
• 肘の角度は90度、肩の力を抜いてリラックス

2. 長時間同じ姿勢をとらない
• 30分に一度は立ち上がったり、首や肩をゆっくり動かす習慣を
• 肩をすくめてストンと落とすだけでも、筋肉の緊張がやわらぎます

3. 寝具や椅子も見直してみる
• 枕は高すぎず、首のカーブに合ったものを
• デスクチェアは腰や背中がしっかり支えられるものを選ぶと安心です

おわりに

首や肩の痛みは、ただの「疲れ」や「コリ」と思われがちですが、
姿勢のくずれや、首の骨まわりの神経への影響が関係していることもあります。

だからこそ、毎日少しでも姿勢を意識してみることで、痛みの予防や改善につながっていきます。

それでも痛みが続いたり、しびれなどの症状がある場合は、
神経や頚椎の状態も含めて、専門的に診ていくことが大切です。

当院では、お一人おひとりの痛みの原因を丁寧に見極め、
日常生活の中でも取り入れやすいケア方法をご提案しています。

気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談くださいね。

にしクリニック

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