突然の腰痛、「ぎっくり腰」かもしれません
朝起きようとした瞬間、物を持ち上げたとき、ふと体をひねったとき――。突然腰に強い痛みが走り、「動けない」「腰を伸ばせない」「このまま歩いて大丈夫なの?」と不安になることがあります。
一般に「ぎっくり腰」と呼ばれる状態です。医学的には
急性腰痛と呼ばれ、腰の筋肉や靱帯、関節、椎間板など、さまざまな組織が痛みに関係していると考えられます。ただし、「ぎっくり腰」という名前の一つの病気があるわけではありません。
まず、無理に動かさない
痛みが非常に強い直後は、無理に腰を伸ばしたり、ストレッチをしたりする必要はありません。まずは、
一番楽に感じる姿勢を探してください。仰向けがつらければ横向きになり、膝を少し曲げると楽になることがあります。
一方で、「腰を痛めたら数日間ずっと寝ていた方がいい」と考える必要もありません。強い痛みが少し落ち着いてきたら、可能な範囲で立つ、歩くなど、日常の動きを徐々に再開していくことが大切です。
冷やす?温める?
「ぎっくり腰は冷やした方がいいですか?」という質問もよくあります。
| 状態 |
対処の目安 |
| 痛めた直後で熱っぽさを感じる |
短時間冷やすと楽になることがあります |
| 筋肉の緊張が強く、温めると楽 |
入浴などで軽く温めてもかまいません |
どちらが絶対に正しいというわけではなく、
心地よい方を選ぶのが一つの目安です。
冷却材やカイロを直接皮膚に当て続けると、低温やけどや凍傷の原因になることがありますのでご注意ください。
「ぎっくり腰」だと思っていても、原因が違うことがあります
急に腰が痛くなったからといって、すべてが単純なぎっくり腰とは限りません。次のような病気でも、急な腰痛が起こることがあります。
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰椎の関節由来の痛み
- 圧迫骨折
- 尿路結石
- 感染症
特に、腰だけでなく
お尻から脚に強い痛みやしびれが広がる場合には、神経が刺激されている可能性も考えます。
こんな症状があれば早めに受診を
次のような場合は、「いつもの腰痛」と考えず、早めの診察が必要です
- 脚に力が入りにくい
- しびれが急に強くなってきた
- 尿が出にくい、尿や便を漏らしてしまう
- 股の周辺の感覚がおかしい
- 発熱を伴う
- 転倒や尻もちのあとから強く痛む
- 高齢の方で突然強い腰痛が出た
- 安静にしていても非常に強く痛む
特に、排尿・排便の異常や脚の麻痺を伴う場合には、緊急の評価が必要になることがあります。
痛みが強くて動けない場合には
ぎっくり腰の多くは時間とともに改善していきますが、痛みが強すぎて歩けない、仕事や日常生活ができないという場合もあります。そのような場合には、診察で原因を考えたうえで、次のような治療を検討することがあります。
- 鎮痛薬
- 外用薬
- トリガーポイント注射
- 症状に応じた神経ブロック
腰から脚へ強い痛みが広がっている場合には、単純な筋肉痛ではなく、神経が関係していることがあります。その場合には、症状や診察所見に応じて硬膜外ブロックや神経根ブロックなどを検討することもあります。
もちろん、すべてのぎっくり腰に神経ブロックが必要なわけではありません。
痛みの原因や程度に合わせて治療方法を選ぶことが大切です。
「そのうち治る」と我慢しすぎないでください
急な腰痛の多くは大きな病気ではありません。ただ、次のような場合には、一度診察を受けることをおすすめします。
- 痛くて全く動けない
- 脚まで痛い、しびれる
- 数日経っても改善しない
にしクリニックでは、腰痛の状態を診察し、必要に応じて検査やお薬、神経ブロックなどを検討します。
突然の腰痛でお困りの際も、にしクリニックへご相談ください。
にしクリニックについて
大阪市城東区の内科・ペインクリニック内科です。JR鴫野駅より徒歩1分。腰痛・肩こり・頭痛・顔の痛み・帯状疱疹など、さまざまな痛みに対応しております。神経ブロック注射をはじめ、一般内科診療・健康診断・各種予防接種・点滴治療も行っております。京橋・天満橋エリアからもアクセスしやすく、蒲生四丁目・放出からも一駅です。
どうぞお気軽にご相談ください。
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